レーザー溶接・抵抗溶接など、精密溶接の高度な精度・生産性を要求される製造請負工場 [三郷金属工業株式会社]

よくある質問

レーザー溶接関連

質問31:

レーザー溶接のデメリットは?

ひとくちに「デメリット」といっても、何と比べるかにもよりますし、
お客様の要件や各種条件によってもデメリットとなるかならないかは変わります。
その点をご理解いただいたうえで下記、お答えします。

 

①溶接したい所の精度が要求されます。
・重ね溶接⇒上下の接触性(密着精度が必要)。
レーザー溶接は素材同士、特に溶接点(面)が密着していないとうまく溶接できません。また、くっついたように見えてもすぐに外れます。弊社にご相談いただく案件でも、母材が波打っている、反っているなどさまざまなものがあります。私達はそれら、単純に材料同士を重ねただけではレーザー溶接できないものについて、密着させる治具の作成や必要な設備の選定、提案をさせていただきます。
以下の記事もご覧ください。
事例70:銅とアルミの重ね溶接(溶接問題解決ブログ)


・突合せ溶接⇒接触面の精度(隙間があると溶接出来ない)。
上記重ね溶接と同様、接触面に隙間があると溶接できないか、くっついたように見えてもすぐに外れます。切断面のバリが問題となる場合など、切削・板金・プレス加工などレーザー溶接の前工程の精度が非常に重要です。どの程度の精度が必要かは、素材や厚み、溶接面の形状などにもよりますので、一度ご相談ください。

1-IMG_6280.JPG
(アルミの突合せ溶接。接触面が密着していないため溶接面に隙間発生。)


・DEPO(溶融部)にクラックやブロフォールの溶接欠陥が発生する。
ブローホール.png
溶接面や素材に水分、油分、汚れなどがあるとこれら溶接欠陥の原因となります。
詳細は以下の記事をご覧ください。
事例79:ブローホールについて(溶接問題解決ブログ)


これら「溶接したいところの精度」については、素材が薄くなればなるほど、また材料が難溶接材であればあるほど、より高い精度が必要となります。



②溶接の欠陥を低下させる為、溶接治具が重要
・形状や材料に合わせた溶接治具が必要になってきます。
上記溶接の精度を高めるため、溶接治具にも高い精度が求められます。私達は材厚0.1mm以下の材料同士を溶接する精密溶接の技術を35年以上に渡り蓄積してきました。治具だけのご相談もけっこうです。ぜひ、お問い合わせください。
 

③レーザー光による安全対策が必要になります
・レーザー光は目に見えないので、反射光により火傷する恐れがある
・レーザー光を見つめると網膜損傷などの危険性がある
・レーザーの安全基準 JIS C6802 「レーザー製品の安全基準」
これらの安全対策として、専用のメガネの着用や反射作用のあるカバーで溶接工程を覆うことなどが必要となります。
 

以上、レーザー溶接のデメリット、というよりは、レーザー溶接をする際のポイント、見落としがちなポイントをお伝えしました。


素材が薄くなればなるほど高度な技術と溶接工法や素材に関する豊富な知識、そして経験を必要とします。薄板のレーザー溶接をご検討の方はぜひ一度、わたしたち三郷金属工業にお問い合わせください。