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溶接問題解決ブログ

2016年02月08日掲載

事例78:プレス機のミスパイ削減による生産性の向上

タブ 端子、構成 加工

電池の+-(プラス・マイナス)端子を溶接する工程で、
溶接する端子を加工、切断するプレス機の改善前はミスフィードや
ミスパイがよく発生していました。

ミスフィードとは…
送り装置が正しい位置まで材料を送る事が出来ない状態。

ミスパイとは…
ミスフィード等の為、正しいプレス加工が出来なかった「不良現象」
一般的にはミスパンチとも言う。

ミスフィード端子①.png

金型内で端子が潰れるだけではなく、曲げコアパンチが破損する事もあり
パンチ破損-手書き3.png

この破損によるパンチの部品代、生産遅れによる対応人件費も
年間にすれば大きな負担になっていました。


対策①としてプレス機にオートテンション機構を追加することにより
端子切断後の端子屑の引っ張りテンションを自動調整化し
端子送りを安定させる、という案でした。

オートテンション機構-1.png

対策②としてサイドカットの設計の見直しでした。
端子のパイロット穴にパイロットピンを挿入し、穴の遊び分の中で
前寄せ時と、後ろ寄せ時の端子の切残し寸法を確認しました。

サイドカットコア見直し-1.png

前セット時は切残しが0.09mm、後ろセット時は切残しが0.03mmとなり
サイドカットコアの切断位置がズレているのが分かりました。
その為、サイドカット片側の切断寸法を0.06mm広くし、
パイロットピンとサイドカットの位置関係をコアの加工で調整。

費用対効果や改善に必要な時間から②案での改善を通常生産の
タイミングを見て実施していくことになりました。

生産活動の合間での改善で約一か月、打ち合わせや検証を繰り返し
改善後には一度もミスパイは発生せず、全ての損失金額をゼロにすることが出来ました。


今回のようにチョコ停を日頃からチェックし、問題を見落とさないようにする事の大事さ、
またPDCAサイクルを繰り返し回し、問題点の見直しを行う事。
このような活動を通じてお客様に喜んで頂く為の改善活動に
日頃から力を入れて取り組んでいます。

 

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