レーザー溶接・抵抗溶接など、精密溶接の高度な精度・生産性を要求される製造請負工場 [三郷金属工業株式会社]
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溶接問題解決ブログ

2015年11月09日掲載

事例68:SUS材の薄板精密レーザー溶接ならその日のうちに見積回答できます!

精密部品
レーザー溶接、重ね 溶接
ステンレス(SUS)

「うちではできないから溶接してくれ」

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ある時、机に図面が置いてありました。図面をひとめ見て、「材料はSUS、材厚は0.4mmと0.8mm、これなら溶接はできる。」と分かり、溶接にかかる費用の概算見積を提出しました。それができたのは、弊社はこれまでにボタン電池のタブ端子溶接を30年以上に渡って行なってきた実績と経験があり、SUS材同士の薄板精密レーザー溶接は得意中の得意な分野だったからです。それに材厚も、ボタン電池からすると少し厚みがあるくらいで、溶接イメージはすぐに涌きました。

今回のポイントは、超特急対応!実は前日に第一報をいただき、その翌日の朝には見積を回答するという、これまでにない超特急案件でした。

弊社からの一次回答の後、お客様からもう少し詳しい図面が来ると、母材と溶接部品が分かれている?など、溶接の工法(治具)が難しくなりそうでしたが、打ち合わせを進めるうちに弊社の技術と設備で十分可能となりました。

薄板精密レーザー溶接でお客様の要件に沿った引張強度を出すためのポイントは実は治具であり、図面をもとにさらに詳細を詰め、最終的に受注できました。

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■技術的背景

お客様からの当初の要件は「シーム溶接」。絶対に外れてはならない製品のため、べったりと溶接する必要があるとお客様は思われていたようですが、私たちのノウハウから考えると、6点打ちで十分。ただし、6点では部品がめくれる恐れがあったので念のため2点増やして8点打ちとなりました。

技術的なポイントは、実は溶接しにくい(打ちにくい)隅肉溶接を平打ちに変更できたことです。お客様の要望は「外れなかったらいい」とのことだったので、「打ちにくい隅肉溶接よりも平打ちのほうが確実でコストも抑えられていいですよ」とご提案。お客様にすれば「もう外れるのはいや」「以前に外れたことがあるのでたくさん打ちたい」というご希望でしたが、我々のノウハウからすれば、「数を打たなくても要件は満たす」、「コストも抑えられる」ということを提案し、ご採用いただきました。

結果、お客様の要望をそのまま実現すれば数倍のコストがかかったところも、よりコストを抑えたご提案をすることができました。

 

今回のポイントは『スピード対応』と『コスト低減』。そこには私たちが得意とする「SUS材」「薄板溶接」というキーワードがありました。

 

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