レーザー溶接・抵抗溶接など、精密溶接の高度な精度・生産性を要求される製造請負工場 [三郷金属工業株式会社]
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溶接問題解決ブログ

2015年12月02日掲載

事例69:工数削減!溶接ポイントが変わっても対応可能な治具、作りました。(薄板レーザー溶接の治具)

溶接治具
レーザー溶接、重ね 溶接

0.1mmクラスのとても薄い金属の板をレーザー溶接する場合、治具も大切な要素の一つになります。レーザー溶接を知っている!と言われる方の大半はもっと厚みのある『大物』を扱われているため、薄板レーザー溶接と言っても「ああ、治具で押さえつけたらええねんやろ」とおっしゃる方もいらっしゃるようですが(笑)、薄いからこそ治具にも精度が求められます。ましてや1点ものの嗜好品や試作品ではなく一般の方が使う製品に組み込まれるとなると、レーザー溶接の品質面で治具が果たす役割も必然的に大きくなります。

前置きが長くなりましたが、そんな治具の話。今回はお客さまからのご要望でひと組の部品について角度の違う2方向からの溶接が求められました。
「それなら、一回レーザー打ってから治具外して角度変えて打ち直したら・・・」なんてことをしていると時間がかかって仕方ありません。そこで今回は1回セットすれば治具をセットし直さなくても2方向からレーザー溶接をできる治具をお見せします。

それが下の写真です。まずは部品を治具にセット。ちなみに片方の(写真左側の)部品(薄板)はすでにセット済み。これから右側の部品(薄板)を治具にセットします。
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※部品はもちろんダミーです。

下は治具にセットし終わった図。
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まずは上方から打つパターンがこれ。

そして角度を変えて打つために、治具ごと斜めに寝かせます。
1-2015-12-01 10.13.10.jpg

ここがポイント。「なんや、それだけ?」と言うなかれ。計算しつくされたこのシンプルな治具のおかげで、一粒で二度美味しい、1セットで2方向の溶接ができるんです。

それでは実際にレーザー溶接をしてみましょう。

必要以上に神経質になる担当者。品質保証グループから異動してきた新任者のため、品質が気になるようです・・・。大丈夫やで、そのための治具やから。
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実際のレーザー溶接は下記動画をご覧ください。

はい、溶接終了。きれいに打てました。以下が溶接点の写真。
1-20151201 村上さん2.jpg

もう少しアップにしてみましょう。
1-20151201 村上さん3.jpg

キレイな顔(溶接面)ができました。

この治具がなければ、下の写真のように、レーザー溶接の照射角度を変えるたびに治具や設備を触らなければなりません。

1-2015-12-01 10.32.37.jpg

『量産』される方であれば、この一挙手一投足が無駄な工数になることはお分かりかと思います。

1-2015-12-05.jpg
図面もしっかり起こしてます!

精密レーザー溶接、特に量産品で使う場合は治具も大きなポイントとなります。
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