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溶接問題解決ブログ

2017年07月04日掲載

事例99:SUS420J2の溶接

レーザー溶接、突合せ 溶接
ステンレス(SUS)

先日立て続けにSUS420J2の溶接依頼がありました。
今まで加工したことのない素材でしたので、早速トライしてみました。

材質の特性を調べてみると…
マルテンサイト系に分類されるステンレス鋼で、焼き入れが出来るのが
特徴。炭素の含有量が多いため、焼き入れを行うことで
高い硬度を持たせることが出来、刃物やノズルといった製品に
使われるとのことでした。

炭素が多いところが気になりつつ(溶接には向かないため)、
トライしてみると、(t1.0 突合せ YAGレーザー)
sus420j.jpg

sus420j-2.jpgのサムネイル画像

表面が荒れたり、クラックが発生することはなく、案外きれいに溶接出来ました。
…と、思ってたんですが、少し力を加えるとパキッと粘りなく割れるようなものでした。
10mm幅の溶接長さのものをせん断方向に引っ張ったところ、70N程度の強度。
せん断方向にはある程度強度はありましたが、折り曲げ方向には脆く、
ちょっと製品には向かないと判断しました。

やはり炭素の含有量が影響しているものと思われます。
ただ、もう少し検討してみたいと思います。

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