レーザー溶接・抵抗溶接など、精密溶接の高度な精度・生産性を要求される製造請負工場 [三郷金属工業株式会社]
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3S/QCブログ

製品収納トレー移載ミス改善その②

作成日: 2016年03月11日
所属部署 製造グループ サークル名 チームサイヤ人

日々生産活動をしている中で始業から終業まで
まったく止まらず、永久に動き続ける機械はこの世に存在しません。
止まらなくするように日々メンテナンスをしたり、機械の状態を把握し
音や機械全体の風景、はたまた匂いなどで状態を察知し
壊れる前に調子を維持できるようにするのが
マシンキーパーとしての理想の姿だと私は考えています。

前回の記事はこちらになります。

トレーを細かく調べてみました。
実際に採寸して分かった事ですが、トレーを成型した時に
熱量にバラツキがあり、角部分が丸くなったり、トレー自体の寸法に
バラツキがあるのが分かりました。
トレーナンバリング.png
このように①~⑫までのトレーを一度に成型をして一枚一枚カットしていることが分かりました。
この成型過程で熱量が全体的に伝わらなく、トレー自体にバラツキが出ているのだと考えられます。
それが原因でトレー内の電池収納部の角部分が丸くなったりしていました。

実際に番号別に並べてみますと…
無題1.png
このようにある特定の番号(⑤⑥⑦⑩)に傾きがありカット位置も寸法測定の結果
バラツキがあるのが分かりました。

ここでトレー業者に製品の改善をしてもらうという案が出ましたが
成型金型の改善や改造には費用がかかる、トレーの寸法は規格内である事から
機械改造に着手することにしました。

トレー自体が枚数を重ねると上から押さえつけられると食らいついて離れないのは
製品の寸法測定で判明しましたので機械への投入枚数を少なく設定。

移載部1.png
トレー引き離し治具やトレー吸着部も細かく微調整を重ね最適な位置を出しました。

結果的に一勤務30回発生していた移載ミスが一回まで削減することが出来ました。
今回のように日頃から「小さな問題」と言って無視することなく向き合い
もっと大きな物差しで測り(一日の停止時間は年間でどのくらい?など)
日頃から問題意識を持って生産活動する事が大事だと感じました。