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溶接問題解決ブログ

2015年06月01日掲載

事例56:YAGレーザー溶接断面検証~ステンレス(SUS)溶接の溶け込み状態を確認~

レーザー溶接、重ね 溶接
ステンレス(SUS)

YAGレーザー溶接を行ったものをカットし、その断面から溶け込み状態の確認を行いました。

今回は材厚0.1mmのステンレス板を同じくステンレス(SUS)のブロックに溶接しています。
3パターン、レーザーのパワーを変えて溶接を行い断面を採取しました。
パワーが強くなるごとに徐々に溶け込みが深くなっているのが確認出来ます。

(以下が断面の写真。下に行くにつれてパワーを強くしています)

研究開発 0519 リンテック様サンプルNo.23-1.jpg
<溶け込み0.095mm>

 

研究開発 0519 リンテック様サンプルNo.25-1.jpg
<溶け込み0.188mm>

 

研究開発 0519 リンテック様サンプルNo.27-1.jpg
<溶け込み0.240mm>

パワーを上げれば溶け込みも深くなり、それだけ引っ張り強度も大きくなりますが、溶け込み具合が深ければ良い、というものでもありません。例えば電池にタブ端子を溶接する場合、材厚0.2㎜のとても薄いステンレス板をレーザー溶接機でボタン型やコイン型、円筒型の電池に重ね溶接をするため、レーザーが裏側(つまり電池の中)までつき抜けてはいけません。また、精密な電子部品をつなぐバスバーの溶接など、導電率を稼ぐために深さよりも広さ、溶接面を大きくする方法が必要な場合もあります。

同じレーザー溶接でも、自動車製造工場の映像に見られるような出力の大きなレーザー溶接機を使う場合とは全く異なる知識と経験を必要とするのが我々が得意とする精密レーザー溶接なのです。

このように断面を取ることで、溶け込みの深さだけでなく溶接面の幅や、ひび割れ、穴が開いていないかなど、溶接した表面からだけでは確認出来ない内容も読み取ることが出来ます。

 

開発グループではお客様からのご要望にお応えできるよう、
様々条件の検証を行い、最適な条件を提示出来るよう取り組んでおります。

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