レーザー溶接・抵抗溶接など、精密溶接の高度な精度・生産性を要求される製造請負工場 [三郷金属工業株式会社]
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一点集中の強烈なエネルギー集団・レーザー☆ビーム

三つ子の魂百まで。 精密溶接は条件設定で...

2012年06月29日(金)

 

前回はレーザー溶接の(溶接ナゲット)についてでしたが、

今回はその性格(溶接の溶け込み状態)のお話です。 

 

レーザー溶接の性格、つまり溶接の強度や品質の安定性などは、最初の条件設定で決まってしまいます。

当社は30年近く前から一部半導体レーザーも使用していますが、大半はYAGでパルス発振を主体に

生産を行っており、お客様の要望により、下記の溶接パラメータをチューニングして、薄板精密溶接を

コァ技術として切磋琢磨しております。

     ①照射波形(印加熱量、時間、パターン)

     ②出射レンズ(焦点距離、分光有無)

     ③照射位置(スポット径、焦点はずし量)

     ④シールドガスの使用有無

     ⑤固定照射、偏移動照射

     ⑥スポット相互位置関係

等々ですが、設備技術に責められない程度に説明しますと、

③の照射位置をほんの少し変えるだけで、薄板に最適な熱伝導型にも、厚板向きのキーホール型により

近い溶け込みにもなります。

キーホール熱伝導型溶接.jpg

下の写真は、照射距離のパラメータだけを変えてもある程度の板厚の変化にも対応が出来る一例です。 

二つ.png

 

④のシールドガスの有無ですが、N2、Arガスが高価な為に殆ど量産品には使用されません。 

ガス比較.png

シールドガスの効能は、溶接時の溶融金属蒸気の酸化対策には確かにありますが、要は費用対効果の

問題になります。

  

⑥スポット相互位置関係ついて、

さて、ここで質問。

下の写真、レーザー照射はどちらの方向にされたのでしょうか?

①a,b,c,の順に ②c,b,aの順に  その理由は? 

    スポット比較.png

前回の質問にも関連しますが、レーザー照射を続けていくと、被溶接体は徐々に熱せられていきます

ので、同じ印加熱量では溶融域が徐々に大きくなるためにプログラムで熱量を絞る必要があります。

 

 

共汗共育共創』    ご縁に感謝

管理部 高枝記

 

  (答えは①のa,b,cでした)